愛犬の腎臓の異常、気づいていますか?
現在の犬猫の定期健康診断受診率は5割程度。
一方で、健康診断で異常が見つかった経験は約3割もの飼い主様がお持ちです。
中でも腎臓は症状が現れるころには腎機能の75%が失われています。
この75%は回復することはできませんので、いつまでも健康に過ごすためには早期発見が重要です。
そこで当院では、腎臓の状態を確認する項目、肝臓の数値など一般的な健康診断で受けられる項目をあわせた血液検査・尿検査による健康診断を手軽に受けられるイベントを開催します。
※時間に限りがございますので、尿検査以外は先着30頭のわんちゃんのみとなります。
※尿検査は特に検査数の制限はございません。
※無料の健康相談・肥満度チェックも同時開催しています!
イベント日程・会場
次回の開催は準備中です。
お申込方法
健康診断の流れ
①問診
飼い主様に書面、口頭で現在の健康状態、既往歴、家族歴等を確認します。
その他、気になる場所を触ったりして異常がないか確認します。
②血液検査・その他
血液を採取、遠心分離をして血液中の物質を化学的に分析し、異常がないか確認します。
検査項目は腹部臓器を中心に、18項目。腎臓の異常の早期発見に役立つ項目もございます。
採血にかかる時間は、問診も含め10分程度です。
主な検査項目は価格表を御覧ください。
また、オプションとして下記の血液検査も実施しています。
・食物アレルギー検査(食物アレルギー検査について詳しくはコチラ)
・血液型検査(血液型検査について詳しくはコチラ)
ご希望に応じて尿検査、混合ワクチンの接種も実施します。
腎臓の状態をより詳しく把握するために血液検査と併せて尿検査をお勧めしています。
③結果のご案内
検査結果は後日問診票記載のご住所へ郵送にてご案内します。
獣医師の所見をご確認いただき、場合によっては再検査、治療などを実施してください。
価格・検査内容
*診察料、採血料は無料です。
*猫ちゃんは安全のため混合ワクチンのみの実施となります。
検査項目 | 価格(税込) | 説明 |
---|---|---|
健康診断パック(犬) | ¥5,000 | 基本的な血液検査として、主に肝臓・腎臓など腹部臓器に関連する18項目*1*2を検査いたします。尿検査とセットがオススメです。 |
食物アレルギー検査(犬) | ¥12,000 | 一般的なペットフードによく使用される12項目*3についてアレルギー反応がでやすい体質か検査いたします。 |
血液型診断(犬) | ¥9,000 | 犬の輸血の際、最も抗原性の強い血液抗原(DEA1.1)の有無を検査します。 |
尿検査(犬)※何頭でもOK! | ¥1,000 | 尿中の成分等を検査し、腎臓病や糖尿病のチェックをします。*4 |
混合ワクチン(犬) | ¥4,000 | 5種混合ワクチンを接種します。*5 |
混合ワクチン(猫) | ¥3,000 | 3種混合ワクチンを接種します。*5*6 |
*1…18項目はTP、Alb、Glob、Alb/Glob、ALT、ALP、GGT、TBil、TCho、Glu、Amy、Lip、SDMA、BUN、Cre、BUN/Cre、P、Caとなります。
*2…結果の正確性を増すため、血液検査をご希望される場合は当日朝6時以降は絶食にてお願いいたします。
*3…12項目は牛肉、豚肉、羊肉、鶏肉、卵、魚肉、小麦、トウモロコシ(コーン)、米、大豆、ミルク、乳清となります。
*4…結果の正確性を増すため、イベント当日朝以降採尿、来場までの冷蔵庫保存をお願いいたします。
*5…混合ワクチンを接種した場合は副反応に備え15分程度会場に留まっていただく必要がございます。
*6…猫の混合ワクチンをご希望の場合は安全のため洗濯ネットに入れてのご来場をお願いいたします。
SDMAとは
SDMAは進行性の腎機能低下の早期指標になる項目です。
これまでの腎臓の検査では腎機能が7割ほど失われてからでないと判断が難しいという問題がありましたが、SDMAを活用することで4割ほどの低下で腎臓病を発見できる可能性があることが明らかになっています。
実際にあるデータではこれまで利用されてきたCreという指標が正常値の犬のうち、15歳ではおよそ30%、1~6歳でも5%でSDMAで異常を検出できています。
検査の基準値も重要ですが若い段階から検査を実施する事で”個体の基準値”ともいえる数値を把握できます。異常がなくとも、定期的な検査をお勧めいたします。
肥満度チェックについて(無料)
会場では無料の肥満度チェックを実施しています。
2022年に実施された株式会社オモヤ様の調査では、飼い主様の5割以上が愛犬の体型を標準体型と評価していました。
一方で犬に関連する仕事をされている、いわゆる「犬のプロ」達から見ると4割~5割のわんちゃんが肥満であるという意見が最も多く、飼い主様とプロ側の意見に食い違いがあります。
これは、犬の肥満が目でみてわかりにくい部分が大きいと思われます。
とはいえ、肥満は糖尿や関節炎等の原因にもなりかねませんので、人と同じく注意すべきもの。
会場では無料でベテラン獣医師が体型をみて、ご相談をお伺いします。
また、健康診断と肥満度チェックを併用いただいた場合は別途わんちゃんごとの
・目標体重
・1日に必要な摂取カロリー
を獣医師が算出し、健康診断結果と共にご案内します!
この機会にお気軽にご相談ください。もちろん、体重以外のご相談もお待ちしております。
※無料の肥満度チェックは診療行為ではないため、診察や診断、検査は行いません。
※健康診断と併用いただくことも可能です。
注意事項
イベント参加に際して、下記の注意事項にご協力をお願いいたします。
- 血液検査のため、会場にて採血を実施します。必ず犬とご一緒に来場ください。
- 結果の正確性を増すため、検査をご希望される場合は当日朝6時以降は絶食にてお願いいたします。
- 攻撃性が強い場合、当日の体調などにより検査・ワクチン接種などが難しい場合がございます。予めご了承ください。
- 極力、普段よく犬のお世話をされている方、犬を十分に制御できるが一緒にご来場いただけますと幸いです。例えば小さなお子さんですと、引きずられてケガをしたり犬同士のケンカなどの事故のおそれがあります。
- 近隣及び会場の迷惑とならないよう、来場前に排便・排尿をお済ませのうえお越しください。
- 会場でした犬の便については飼い主様にてお持ち帰りください。また、適宜マナーウェアなどのご着用をお願いいたします。
- ノーリード、フレキシブルリードでの来場はご遠慮ください。また、ケンカ防止及び安全のために引綱は短くしていただき、首輪も抜けることのないようご確認をお願いいたします。
- 会場内が混雑した場合、ペットを抱いての入場をお願いする場合があります。
- 人や他のペットに対して攻撃的な場合等、ご入場をお断りさせていただく場合があります。また、噛み癖のあるわんちゃんには口輪などの着用をお願いいたします。
- 会場内でのトラブルは当事者同士での解決をお願いいたします。
- 時間の都合上、検査数には制限があります。タイミングによっては検査をお受けできない場合がございますので、予めご了承ください。