犬の予防は何月に何をする?狂犬病・ワクチン・フィラリア・ノミ・マダニの年間予防カレンダー

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「犬の予防って、何月に何をすればいいの?」
「狂犬病予防注射はいつ?」
「フィラリア予防は何月から?」
「ノミ・マダニの予防は夏だけでいい?」

犬を飼い始めたばかりの飼い主様はもちろん、長年犬と暮らしている方でも、一年間の予防スケジュールをすべて把握している方は意外と少ないかもしれません。
犬の予防には、細菌、ウイルス、寄生虫などから犬を守るためのものや、狂犬病などから人と犬を守るものがあります。

今回は、犬の一年間の予防を月ごとに整理してみましょう。

まずは犬の主な予防を整理しましょう

犬の予防として、代表的なものには次のようなものがあります。
・狂犬病予防注射
法律に基づいて、犬の所有者に年1回の接種が義務付けられています。
・混合ワクチン接種
犬同士などで感染する可能性のある複数の感染症を予防します。接種時期や回数は、犬の年齢や生活環境、ワクチンの種類などによって異なります。
・フィラリア予防
蚊によって感染するフィラリア症を予防します。予防期間は地域や気候などを考慮して決める必要があります。
・ノミ・マダニ予防
ノミやマダニによる寄生や、それらが関係する病気などを防ぐために行います。生活環境によって必要な予防を考えることが重要です。

これらはすべて同じタイミングで行うものではありません。
だからこそ、一年間の予定をある程度整理しておくと、予防の抜けや忘れを防ぎやすくなります。

犬の年間予防カレンダー

1月~2月:一年間の予防を確認する時期

冬は、春の予防シーズンに向けて準備する時期です。
昨年一年間の予防を振り返り、

・狂犬病予防注射はいつ受けたか
・混合ワクチン接種はいつだったか
・フィラリア予防はいつまで行ったか
・ノミ・マダニ予防はどうしていたか

を確認してみましょう。

また、体重や健康状態に変化がないか確認しておくこともおすすめです。

3月:春の予防シーズンに向けて準備

春になると、犬の予防について考える機会が一気に増えてきます。
狂犬病予防注射については、2027年3月2日から制度が変わります。
これまでの接種時期に関する規定が見直され、通年での接種が可能になります。
一方で、制度が変わっために忘れるリスクは増大しています。
毎年同じ時期に接種するなど、予防を習慣化することが重要です。

また、春はフィラリア予防やノミ・マダニ予防についても考え始める時期です。

4月~6月:予防の中心となる時期

4月から6月にかけては、多くの飼い主様が一年間の予防を始める時期です。
狂犬病予防注射、混合ワクチン、フィラリア予防、ノミ・マダニ予防などについて、愛犬に必要なものを確認しましょう。

ただし、すべての犬が同じスケジュールになるわけではありません。
犬の年齢、健康状態、生活環境、住んでいる地域などによって、必要な予防は変わります。
「去年と同じでいい」と決めつけず、今年の愛犬に必要な予防を確認することが大切です。

7月~8月:暑さと感染症の両方に注意

夏は蚊やノミ・マダニなどの活動が活発になる時期です。
フィラリア予防を継続することはもちろん、ノミ・マダニ対策も忘れないようにしましょう。
また、暑い時期には熱中症にも注意が必要です。
散歩の時間や場所を工夫するなど、病気の予防だけではなく、季節に合わせた健康管理も意識しましょう。

9月~10月:予防を「終わらせる」のではなく見直す

秋になると、
「夏が終わったから予防も終わり」
と考えてしまう方がいるかもしれません。
しかし、秋になってもフィラリアやノミ・マダニについて注意が必要な場合があります。

特にフィラリア予防は、蚊が活動する時期を考慮して、適切な時期まで続けることが重要です。
ノミ・マダニについても、生活環境や地域によって必要な予防期間を考えましょう。

秋は、今年の予防を振り返るタイミングでもあります。
また、この時期健康診断のキャンペーンをする動物病院も多かったりするので、健康診断をされる飼い主様も多いです。

11月~12月:一年間の予防を振り返る

年末が近づいたら、一年間の予防を振り返ってみましょう。
「今年は何を予防した?」
「ワクチン接種はいつ受けた?」
「フィラリア予防はいつまでした?」
「ノミ・マダニ予防はどうしていた?」
と確認しておくと、翌年の予防計画も立てやすくなります。

また、年齢を重ねた犬では、健康状態や生活環境の変化によって、必要な予防について改めて考える必要が出てくることもあります。
秋のところに記載した健康診断も身体の総合的な予防として最低年1回、できれば2回受けさせてあげるのがお勧めです。

予防は「月ごとに決まっている」わけではありません

ここまで月ごとに紹介しましたが、注意していただきたいことがあります。
それは、
「犬の予防は、全国どこでも毎年この月にやればいい」と決まっているわけではない
ということです。
狂犬病予防注射、混合ワクチン接種、フィラリア予防、ノミ・マダニ予防対策。
それぞれ目的も予防方法も異なります。
さらに、犬によって生活環境も違います。
毎日草むらを散歩する犬と、ほとんど外に出ない犬。
ドッグランを頻繁に利用する犬と、他の犬と接触する機会がほとんどない犬。
同じ地域で暮らしていても、必要な予防が完全に同じとは限りません。

そのため、年間カレンダーはあくまで「予防を忘れないための目安」と考えてください。

「予防の予定表」を作っておくと忘れにくい

おすすめなのは、愛犬専用の予防予定表を作っておくことです。
例えば、
狂犬病:○月
混合ワクチン:○月
フィラリア:○月~○月
ノミ・マダニ:○月~○月
健康診断:○月

というように、一年間の予定を書き出してみましょう。
スマートフォンのカレンダーなどに登録しておけば、接種や投薬を忘れにくくなります。
また、動物病院を受診した際に、次回の予防時期について確認しておくのもよいでしょう。

秋は「来年の予防」を考えるチャンス

予防というと、春になってから考えるものと思われがちです。
しかし、秋は一年間の予防を振り返るのに適した時期です。
今年はきちんと予防できていたか。
投薬を忘れたことはなかったか。
ワクチンの接種時期は適切だったか。
愛犬の体重や健康状態に変化はなかったか。
こうしたことを一度整理しておくことで、来年の予防もスムーズになります。
特に、年齢を重ねるにつれて愛犬の健康状態や生活環境は変化します。
「去年と同じ予防をすれば大丈夫」と考えるのではなく、その年、その時の愛犬に必要な予防を考えることが大切です。

予防は「病気になってから」ではなく「病気にならない為に」に

犬の予防には、狂犬病予防注射、混合ワクチン接種、フィラリア・ノミ・マダニ予防対策など、さまざまなものがあります。
それぞれ予防するものも、適切な時期も異なります。
だからこそ、
「何月に何をするか」だけではなく、「なぜ予防するのか」を知っておくこと
が大切です。

そして、予防は一度行えば終わりではありません。
一年を通して愛犬の健康状態や生活環境を確認し、その時々に必要な予防を考えていくことが、予防医療につながります。

春だけではなく、夏も秋も冬も。
一年を通して愛犬の健康について考えてみましょう。
「今年の予防、ちゃんとできているかな?」
そう思ったときが、愛犬の予防を見直すタイミングです。

現在当院では春の予防接種イベントについて、一部秋にも実施しております。
今年の予防がまだの方は、是非ご検討くださいませ。

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