あなたは、愛犬の血液型を知っていますか?
「自分の血液型を知っていますか?」と聞かれると殆どの方はYesと答えると思います。
では、「愛犬の血液型は?」と聞かれるといかがでしょうか。
普段意識しない事かもしれないですが、知らないで不安ではありませんか?
そもそも血液型とは?
そもそも血液型とは何なのか、何のためにあるのか。
もちろん性格診断とか占いのためではなく、医療の為に重要なのです。
血液型は何かというと、赤血球の表面にある物質(抗原)によって区別されるものです。
なぜ区別の必要があるかというと、輸血の時のため。
ヒトでも、犬でも、体の中には自分のものか外から入ってきたものか見分ける能力(=免疫)があります。
そのため、血液型が違う血液を輸血するとこの免疫が過剰に反応し、溶血といって赤血球が壊れてしまうことがあります。
また、輸血以外でも授乳の際、特に初乳は母犬の血漿の成分をたくさん含むため、子犬の体に吸収された際に免疫反応が起こって溶血が起こるケースもあります。
だから血液型は重要なのです。
考えたくない事ですが、大事な愛犬が輸血が必要なタイミングがきたら…?
事前に知っておけるなら、それが一番だと思います。
血液型を知っていると…?
・いざという時に安全に輸血できる
・供血動物として、ほかの動物を助けるヒーローになれる
上記の通り、輸血する際に血液型は非常に重要です。
だからこそ、動物病院では病気やけがで血液が足りなくなった動物に輸血してくれる「供血動物」というヒーローを探しているところも少なくありません。
自分の愛犬がいざ輸血が必要になった時の事を想像してみてください。
動物には人のように献血イベントや血液バンクなどはほぼありません。
その飼い主様の気持ちを救ってくれるヒーローになる切欠に当イベントがなれたらうれしいです。
犬の血液型は何種類?
ここで具体的な血液型のお話です。
犬の血液型は人間のようにABOではなく、「DEA1.1」という抗原が(+)か(-)で判断します。
つまり、「DEA1.1(+)」と「DEA1.1(-)」の2つの血液型に分かれます。
しかし、本当は DEA1.1 だけでなく 1.2や3、4・・・と13種類以上の血液型があるといわれていますが、現在ではそこまで調べることはできません。
でも、実際に血液型が必要になるのは、輸血の時です。
この輸血時の輸血反応にもっとも関与するのが、「DEA1.1」の抗原になります。
よって、獣医療ではこの「DEA1.1」が非常に重要になってきます。
*実際の輸血の際には通常、交差適合試験というものも実施し、より安全な輸血を行っています。
愛犬も大切な家族の一員です。
人間の家族の血液型はわかっているのに、愛犬の血液型を知らないのは、何か不公平?
ということで、この機会にあなたの愛犬の血液型を調べてみてはいかかでしょうか?
血液型検査、当院のグループ病院通常価格13,200円(税込)のところ、イベント価格9,000円(税込)にてご案内させていただきます!
9,000円は高額ですが、これで万が一の時の安心を得られます。
「まさか、うちの子に限って・・・」という考えはよくありません。
未来は、何が起こるか誰も分かりません。
是非、ご近所のお友達もお誘いあわせの上、ご来場ください。
お待ちしております。