近年、長続きする酷暑に苦しめられているのはわんちゃんも同じ。
犬は、足の裏にしか汗腺がなく、汗による体温調節ができないため、暑さに弱いといわれています。
そのため、暑い季節には体温があがりやすく、それに伴って脱水症状を起こしやすいのです。
脱水が進行すると命に関わるため、まずは飼い主様が早めに脱水に気づく事が重要です。
今回は獣医師が実際に脱水度をチェックし、自宅でも簡単にチェックできる方法をアドバイスするイベントを開催いたします。

開催概要

費用:無料

開催日程、会場:

日時会場名
6月29日(日)10:00 ~ 17:00大阪府岸和田市岸の丘町1-32-1 WHATAWON芝生エリア
「わたしのワンコマルシェ」内

脱水症状って?

脱水症状とは、体内から水分が過剰に失われてしまうことで起こる症状です。
人間でも、熱で寝込んで喉が渇いて仕方ない時に、経口補水液がを飲むとやたらおいしいと感じる時がありますよね。
あの状態です。

人と同じくわんちゃんも尿や便、皮膚や口を通じて水分が出ていっています。
そしてで、水を飲んで失われたものを補給し、バランスが保たれているわけです。
健康であれば必要な水分量は自分で接種するはずですが、何らかの理由で水分補給をしない、または過剰に水分が出ていくことでバランスが崩れると脱水症状が起きます。

脱水症状のサインは?

脱水は気づかない間に進んでしまうので、明らかな症状がない限りはわかりづらいものです。
そのため、脱水症状に陥らぬよう、飼い主様が普段から気をつけておくことが重要です。
今回のイベントでは、家庭で簡単にチェックする方法もお伝えしますので、是非参考にしてください。

また、以下の脱水症状を疑うような様子があれば放置すると命に関わりますので、何よりもすぐ動物病院を受診してください。

  • 元気がなくぼんやりしている
  • 呼吸が荒い
  • 歩くとふらつく
  • 目がくぼんでおり、力がない

脱水=熱中症?

今回は熱中症の啓蒙も兼ねて、暑い時期に脱水度チェックを行っていますが、脱水=熱中症ではありません。
糖尿病や腎臓病などほかの病気でも脱水を起こすことがあります。
もちろん、脱水度チェックだけで早期発見にはなりませんが、脱水度チェックを日々の健康管理に取り入れるのも良いと思います。

摂取水分量の把握や記録も大切なことです。

一方で熱中症の予防に水分補給が大切なことは皆さんご存知ですので、水分補給を意識するきっかけになれば当院としても嬉しく思います。
動物の熱中症は気づいた時には手遅れのケースも多く、早く気づくこと、予防することが一番大切ですからね。

脱水予防でイベントを楽しもう!

脱水度チェックは主にペットイベントの中で行わせていただきます。
わんちゃんが元気でイベントを楽しむ為のサポートとして出展しますので、是非お気軽にお立ちよりください。